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私の楽器の欠陥

今日は私の楽器の欠陥(血管)についてお知らせしたいと思います。
歌手にとっての楽器は体。
そして人間にとって不可欠な酸素、それを体に送る肺である血管部分に、ごく稀な病気が見つかりました。なんでも10万人に30人程度だとかどうだとか。
そうか、私は超スペシャルなんだ!と言えるようになったのは、ここ数日なことで(^_^;)
病名は、肺動静脈奇形、または肺動静脈瘻。
(気になる方は一番下のリンクを参考までに)
診断を受けた時は聞きなれない言葉と動揺で覚えることすら出来ず、担当医が直々に私のスマホを取り入力して頂きました。

この春、共演者でママ友の浜村昌子さんのがん闘病の末での逝去もあり、健診でいくつか初めて付けてみたオプションに肺がん検診を軽い気持ちで入れてみました。
そしたら再検査通知があり、二度によるCT検査で判明しました。
(これはきっと先日49日を終えたばかりの浜村さんからのメッセージだったのかもしれないなぁ、ありがとうー)
先日は人生初の造影CT検査で、自分の肺の血管の3D画像を見て、愛おしく感じると共に、改めて事の重大さを確認しました。
肺の中で交わることのないピンク色した動脈と、水色の静脈が結合し、その部分が小さい固体になっていました。
本当に稀な先天的要素の強い病気だそうです。

おまけに、再検査で折角CT撮るんだったら、シンガーなので声を響かせる部分である鼻腔も見たいし肺以外の撮影を何げに依頼したら、何と脳にも異常が見つかりました。
肺と関係性があるかどうかは今はよく分からないみたいですが、もうこれを言い渡された時点で私は意識を失いそうになりました。
しかし、たまたまの検診オプションに、たまたま範囲を広げたCTで見つかるという、ラッキーとしか言いようが無い。。。

症状が無かっただけに驚きを隠しきれない自分がいますが、色々この病気を調べているうちに気になったことが。

ここ1年日常生活を送る上で、呼吸がしづらい、呼吸が浅いと感じることが多かったのです。
急いで小走りした後や、蒸し暑かったり、満員電車時等。
でも不思議と歌を歌っている時は全く感じたことがなかったです。
なので、「そうか、、40代入ってすぐにもう更年期に突入か!」などとよく女性の方とお話したりしていました。

この病気は殆ど初期症状が現れないそうなんですが、低酸素症、呼吸困難、チアノーゼetc...が徐々にでてくるそうです。
ああ、読めば読むほど息が出来なくなりそうですね、ハアハア(´Д`;)

発見されたその固体の大きさ、その血管の太さを判断され、実は今月、急遽手術と入院になりました。
この分野の専門医のいる大学病院へ紹介状も書いてもらいました。
そう、まだそちらの先生に会う前に、予約の時点で手術が決定してしまっているという・・・。

カテーテルを肺に入れる手術だそうで通常なら簡単な処置だそうですが、私のケースは頻度の低い手術なので、まぁ検索しても少ない少ない(^^;) 術後の事についてやらが今は見えない状態です。そうそう入院は長くないようですが。

今月のライブやレッスンは何もない限り、させて頂きます。
ただ、まだ定かでない月末の手術・入院の日程によっては変更も生じる可能性が出てきてしまいました。
生徒発表会を来月に控えてもいるので、その場合はなるべく来月に対応出来れば、と思っております。

こういうナーバスな事はあまりSNSで書かない方が良いのかもしれませんが、これも含めて私であり、こんな楽器の状態であったのにも関わらず今までも歌ってきたし、近年はさらに歌唱法もブラッシュアップし歌いやすくもなっていたところでした。
これから、通常は無意識でよいはずの体の血管や酸素レベルまで意識をして生活していけるだなんて、私は体が楽器の歌手として仙人の域にまで到達するのか否や、そうご期待★

非常に稀な例ではありますが、今後どなたかのお役に立てれば、また関係者や周りのみなさんにお伝えできれば、と思い書きました。
長々と読んで頂き有難うございます。

さて、今日も余裕を持って仕事に向かおうと思います。

みなさんもお体に気を付けて下さいね。

2019年6月6日 
東かおる




by kaorumusic | 2019-06-06 12:49 | Life

【ジャズヴォーカリスト・ヴォーカルコーチ・プロデューサー】東かおるの日々を気軽に綴るブログです


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