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東かおる*Kaoru Azuma* Blog

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Jazz Vocal 発音ワークショップ Vol.1

改めて、ジャズヴォーカル発音ワークショップのお知らせです。
以前から考えておりました、ヴォーカルに特化した発音講座をシリーズで開催していくことにしました。

まず、何故私がワークショップを開くに至ったかといいますと、やはり留学を抜きには考えられません。
まだ若輩者の私ですが、私なりに感じる事を書かせてもらいます。

日本では、世界でもまれに見るくらい至る所でBGMとしてジャズが掛かっていたり、ジャズクラブも沢山ありますし、来日外国人ミュージシャンがこぞってCDショップに今はもうアメリカでは手に入らないようなCDを購入したりする、ジャズ大国といっても過言ではないと思います。
リスナーのジャズに対する知識は、相当深いものだとも思います。
海外での日本人ミュージシャンの活躍もよく耳にします。
が、ヴォーカルとなった時、ジャズはアメリカをルーツに持つ音楽であり、詞は勿論英語です。
楽器奏者は音を通して伝えます。
歌手も、勿論声という楽器ではありますが、大きく違うのは言葉=歌詞があることですよね。

私がアメリカに留学していた時、本当に沢山の事を学びましたし、現地の人の視点も垣間見る機会も多々ありました。
小話があります。
有名なスタンダードに"Moon River"があります。
日本から来た見た目も可愛いシンガーが、カジュアルな席でこの曲をニューヨークで歌っていました。
周りにいた友人アメリカ人ミュージシャン達と私も一緒に聴いていました。
そしたら、彼らがしきりに目を合わせて何かをつぶやいています。
「確かに彼女素敵なんだけど、英語発音が滑稽なんだ。月の肝臓、って歌っている様に聴こえるから。」と。
そう、日本人は、r と l の発音が苦手。カタカナ文化がもたらした弊害だと勝手に私は思っておりますが。
なので、Moon "L"iverと、歌ってしまいがち。この綴りは、肝臓のことです。
これは、ほんの一例に過ぎません。

国際化と言われる現在、ネイティブを前にして英語の歌詞で歌う。
特別なことではなくなってきておりますが、未だにそういう機会に遭うとナーバスになってしまいがちなヴォーカリストも多々いらっしゃる事だと思います。
これが悪い事でも何でもなく、当然だと思います。
特別な方を除き、日本という国に生まれ育って、四六時中英語の環境で育ってきていないのですもの。
ただ、ここからが出発。
日本で歌っているから、などど安心せず、いつでもどこでも歌は歌。
どこの国でどんな人を前にしても自分の歌=言葉=歌詞で歌えると、物怖じすることなど無くなります。

私はニューヨークに居て、完璧な英語発音は殆ど無いのだと感じました。
アメリカ人ですら州によって訛りがありますし、ヨーロッパのシンガーも独特な訛りがあり、逆にそれが個性に繋がるとも思い始めました。
大学のクラスを共にしたシンガー達も、アメリカ人でもあるに関わらず発音の注意もたくさんされていましたし、私達は一緒にシンガーの為のディクション(発音)クラスも受けていました。

先のMoon Riverではありませんが、声、音程、フレージング等が優れていても、肝心のディクションが良くなければ、ネイティブはQuestion(疑問)を持ち続けて聴く事になります。
それでは折角伝えたい事があるのに、ストレートにデリバーしない。
勿体無い事だと思います。
逆を言うと、ストレスの無い発音で歌えると、聴く耳を持ってもらえるということです。

完璧な発音を目指すというより、発音の基本、コツを掴んで頂ければと思います。

私も、まだまだ発展途上の1ヴォーカリストです。
今回、私自身が受けたいけれど、なかなか身近に無い、ネイティブからジャズヴォーカルの発音ワークショップ、しかも受けやすいグループ形式で開催することにしました。
一緒に課題曲と楽しく、かつ真剣に取り組んでいきましょう。

11月7日にお会いしましょう。
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11/7(日) ネイティブのJAZZ VOCAL発音ワークショップ Vol.1

ネイティブ講師を迎え、JAZZ VOCALのための英語の発音を強化するワークショップ
課題曲の英語歌唱発音を全員で学び、その後インストラクターによる伴奏で歌唱します。
どなたでも、またヴォーカル以外の楽器の方でも受講できます。

2010年11月7日 (日) 19:30~21:30

今日も歌われ続けているジャズスタンダードは山ほどありますが、特にジャズヴォーカル初心者に限って好んで取り上げられる曲の1つにLullaby Of Birdlandがあります。
しかしこの曲は非常に難易度の高い単語がたくさん歌詞中に散りばめられており、ジャズに精通したネイティブからのアドバイス抜きには正しい発音で歌う事が難しい曲の代表の中の1つであることは意外と知られておりません。
正しい発音が身に付くとそれだけでリズム感、スウィング感、自然なフレーズ感の習得に繋がります。

■課題曲 Lullaby Of Birdland / バードランドの子守唄

(歌詞はお持ちであれば持参して下さい)

参加費 ¥2500

場所 Music Space TODO
大阪市北区豊崎5-2-19 梅田レジデンスビルB1
地下鉄御堂筋線中津駅1番出口から徒歩4分。阪急梅田駅またはJR大阪駅からは新御堂筋に沿って、LOFT、MBSから北へ5分

インストラクター
Jesse Forest(ジェシ・フォレスト) ギタリスト・英語講師
アシスタント 兼 通訳: 東かおる

お申し込み・ご質問
メール  RiverEastMusic@gmail.com
徐々に埋まってきておりますが、まだ空きはあります。なるべくお早めにご予約下さい。 

「ジャズは広く世界中で楽しまれる国際的な言葉です。ブルースとボーカル音楽から成り立っている伝統のものなので、過去の重要な音楽家や今日それを受け継いでいる著名な人達はみなシンガーであったりします。
ジャズはアメリカの音楽です。ジャズをマスターしようと日々努力している多くのシンガーが見落としがちになるのが“発音”です。適切な発音で歌う事は、説得力のあるパフォーマンスをもたらします。それはジャズの“声“から来る音であり、音楽の”心“なのです。」 by Jesse Forest


~経歴~
◇ Jesse Forest <ニューヨーク市立大学シティーカレッジ校 英語科, ジャズ科 首席卒業>
アメリカ合衆国・バーモント州出身。幼少の頃からクラシックギターを学び、イーストマン音楽院で行われたコンテストにて州を代表して優勝。オールスターメンバーとして北米をツアー。
高校卒業後はニュースクール・ジャズ科への合格を機にNYへ渡り、音楽活動の幅を広げる。後にニューヨーク市立大学City College校音楽部ジャズ科へ編入。
大学在学中からギタリストとエレクトリック・ベーシストとしてCornelia Street Café、55 bar、Bitter Endといったニューヨークの様々なクラブ、国連本部でも演奏するなどして活躍。 また英語にも造詣が深く同大学にて、英文校正者、英語インストラクターとしても勤務。
日本では2009年、Global Jazz Orchestraと共にジャズピアニストの小曽根真とも共演。
2010年9月から日本へ拠点を移す。
ソロ活動の他、Global Jazz OrchestraやSky Endといたバンドでも活動し、また英語講師としても英会話学校に勤務。
ジャズギターをBrad Shepik, Vic Juris, Richard Boukasらに師事。
http://jessef.exblog.jp/

◇ 東かおる <ニュー ヨーク市立大学シティーカレッジ校 ジャズ科 卒業 プロ・ミュージックアワード受賞>
大阪府出身。英語教師だった父の影響で幼少の頃から英語に親しむ。
'00年第1回神戸ジャズヴォーカルクイーンコンテストにて審査員特別賞受賞。
'03年ニューヨーク市立大学City College校音楽部ジャズ科の合格を機に渡米。
大学在学中から、マンハッタン・ハーレムの教会で毎週クワイヤーメンバーとして活動。また55 Bar、Cornelia Street Caféといった有名ジャズクラブに出演をし注目を集める。
'08年7月、帰国。 在米中に2枚のCDをリリース。NYで有名なジャズ雑誌Jazz Improv Magazine にてCDが取り上げられ、
ヨーロッパのラジオ局でも音源が流されるなど注目される。
2010年4月ニューオリンズのFrench Quarter Festival に出演。
ジャズヴォーカルをSheila Jordan, Mark Murphy, Suzanne Pittsonらに、また英語発音をJanet Steel, ANDREAMらに師事。

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★東かおるライブスケジュール
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by kaorumusic | 2010-10-28 12:34 | 発音ワークショップ
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