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東かおる*Kaoru Azuma* Blog

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ジャズスタンダード歌詞について考える

「C Jam Blues」
12小節のブルースナンバーでインストゥルメンタルの演奏でよく知られた、Duke Ellington の曲。
調べてみたら歌詞があった。
http://www.hotlyrics.net/lyrics/E/Ella_Fitzgerald/C_Jam_Blues.html
内容は、全くもって意味が無い。。
しかも、少し卑猥な単語も。

山ほどある曲の中の一部の歌詞には現在アメリカでは使われなくなっている古い英単語や(現地の若者も何の単語か知らない場合もある)、禁酒時代や人種差別が色濃かった裏側で、あからさまに言えない表現を歌詞に織り込んで表現した時代。
英単語には裏表2つの意味があったりする。もっとも、この時代のジャズメンが付けたものも多数。
今ぱっと浮かぶ限り、Satin Doll、 Love for sale、 Honeysuckle Rose なんかは女を武器に生きている人たちの歌。
CANDYは薬について etc...
調べると、きりがなさそう。
他には何がありますかねー?

ジャズシンガーがこの時代に生まれた歌を歌う、ということはこの時代の歴史やその時代に生きた人達の背景を理解するということ、これが必要になってくる。
英語を母国語とする人達の前で、ましてやジャズが生まれた国のアメリカ人の前で歌う事は、すごいこと。
私は未だに躊躇してしまう。
勿論、自由に解釈して歌って全然OKなんだけど、それを知らずに笑顔で歌う、、、こういうことはやはり滑稽だと思う。

なので、私は敢えてC jam bluesを歌詞で歌う必要は今はないと思った。

歌詞があるとより聴き手にダイレクトに伝わるけれど、制約があるのも事実。

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by kaorumusic | 2010-05-27 16:30 | Music
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